ローマは歴史的建造物が多く、古くからの街並みがそのまま残されていて、中世を思わせる美しい街ですが、それとは裏腹に駐車場が皆無という深刻な交通事情を抱えているようです。バスの窓から通りを覗いてみると、路駐は当たり前。それも日本では見たことがない二重三重駐車です。一番内側の車はどうやって脱出するつもりなのでしょうか。
イタリアの旅もローマの一夜を残すだけとなりました。夜私達はローマの中心にあるテルミニ駅の広い構内を抜け、反対側にあるレストランに向かいました。テルミニ駅はイタリアでもっとも大きな駅で地下1階、1階、中二階と分かれていて、ショッピングセンター、レストラン、カフェ、スーパーマーケット、銀行、郵便局などが入り大勢の人でごった返していました。ここを通り抜ける時もスリやひったくりが多いので周囲に気を付けるよう注意を受けました。
翌朝、窓から飛び込んできた壮大なアルプスの山々をしっかりと目に焼き付けて、フランクフルト経由で帰路につきました。乗り継ぎの手続きや観光の手順、レストランの予約やホテルのチェックインなど何から何までアシストしてくれた添乗員の濱口様。心強く安心して観光を楽しむことができました。そして「黒田さん!バッグが後ろに回ってる!」と毎日のように注意を受けていたおかげで何事もなく無事帰ってくることができたこととても感謝しています。それから今回観光に食事にいつもご一緒だった加藤ご夫妻、前田ご夫妻、杉山ご夫妻、富永様。いつしか打ち解けあい、会話も弾み思い出に残る楽しいイタリアの旅となりました。ありがとうございました。